今回は、自己破産申請時に必要な「通帳の記帳」で、合算記帳やおまとめ記帳になってしまった場合の対処法について詳しく解説します。この問題で頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?具体的な解決策をご紹介します!
自己破産で必要な通帳と「合算記帳・おまとめ記帳」の問題点
自己破産に必要な通帳の記録とは?
自己破産を申請する際、裁判所や破産管財人からは一般的に2年分の通帳記録が求められます。これは、あなたの収支状況や財産の流れを確認するために必要な書類です。
特に以下の点をチェックされます。
- 大きな金額の入出金履歴
- 継続的な収入の有無
- 他の債権者への偏った返済(偏頗弁済)
- 財産隠しの兆候
「合算記帳・おまとめ記帳」が問題になる理由
長期間記帳していなかった場合、ATMや窓口で記帳すると「合算記帳」や「おまとめ記帳」となってしまうことがあります。これは複数の取引が「○件分 △△円」のように一つにまとめられた状態です。
この状態だと以下の問題が発生します。
- 詳細な入出金の履歴が確認できない
- いつ、どこで、いくらの取引があったか不明(未申告の財産が発覚すれば破産財団扱いに)
- 裁判所や管財人が必要とする情報が大幅に不足(財産隠しの疑い)
- 自己破産手続きがスムーズに進まないリスク
取引明細書の取得方法と銀行別対応
一般的な銀行での取引明細書取得方法
合算記帳になってしまった場合の解決策は、銀行で詳細な取引明細書を取得することです。
窓口での申請手順
- 本人確認書類(運転免許証など)、届出印を持参する
- 窓口で「取引明細書」または「入出金明細書」の発行を依頼
- 必要な期間(通常2年分)を伝える
- 手数料を支払い、発行を待つ
※一部の銀行では過去の明細が取得できる期間に制限がある場合があります
ネット銀行での取引明細書取得方法
ネット銀行の場合は、窓口がないため別の方法で取得します。
- オンラインバンキングでのダウンロード
ログインして明細書をPDF形式でダウンロード(通常は過去数ヶ月〜1年程度) - 電話やメールでの申請
カスタマーサポートに連絡し、郵送での取引明細書発行を依頼 - 提携ATMからの印刷
一部のネット銀行では提携ATMから過去の明細を印刷できる場合あり
銀行別の手数料と取得期間の目安
| 銀行の種類 | 平均手数料 | 取得までの期間 | 取得可能期間 |
|---|---|---|---|
| メガバンク | 330円〜/月 | 約1〜2週間 | 最大10年程度 |
| 地方銀行 | 500円〜1,000円/年 | 約1〜2週間 | 最大5年程度 |
| ネット銀行 | 0円〜1,000円/年 | 即日〜2週間 | 最大5年程度 |
| 信用金庫 | 500円〜1,000円/年 | 約1〜2週間 | 最大5年程度 |
※銀行により大きく異なるため、必ず各金融機関に確認してください
管財人からの指示と対応
管財人面談での具体的な指示
ある方の体験では、管財人面談の際に「○年○月○日から今日までの履歴」と具体的な日付を指定されたそうです。多くの場合、合算記帳になっている期間も含めて、すべての取引履歴が必要になります。
管財人から求められることが多い内容
- 2年間の全ての入出金履歴(合算部分の詳細も含む)
- 大きな入出金に関する詳細情報
- ローン返済や他の債権者への支払い状況(偏頗弁済の確認)
対応のポイント
管財人からの指示に対して、以下のように対応するのがベストです。
- 指定された期間通りの明細書を準備する
- 不明点があれば事前に弁護士に確認する
- 取得に時間がかかる場合は、その旨を伝えて猶予を求める
明細書取得の際の重要ポイントと注意点
✅早めの対応が重要
取引明細書の取得には時間がかかることがあります。自己破産の申立てを考えたら、できるだけ早く手続きを始めることをおすすめします。
- 複数の銀行口座がある場合は全ての明細が必要
- 古い明細ほど取得に時間がかかることも
- 銀行によっては予約が必要な場合も
✅すべての口座が対象
使用頻度の低い口座や残高がほとんどない口座も含め、あなた名義のすべての口座の明細が必要です。以下も忘れずに
- 給与振込専用の口座
- ほとんど使っていない口座
- 休眠状態の口座
- 家族との共同名義口座(該当する場合)
✅費用の準備
複数の口座がある場合、手数料の合計額が高くなる可能性があります。以下を参考に準備しましょう
- 平均して1行あたり年間1,000円程度の手数料
- 2年分の明細で2,000円程度
- 複数口座があれば数千円〜1万円程度必要になることも
まとめ
- 合算記帳・おまとめ記帳の場合は、銀行で取引明細書を取得しましょう
- 明細書取得には手数料と時間がかかるため、早めの対応が大切です
- すべての口座の明細が必要なため、忘れずに準備しましょう
- 弁護士や管財人の指示に従い、正確な情報を提供することが重要です
自己破産の手続きでは、複雑な書類の準備で不安になることも多いですが、一つひとつ丁寧に対応していけば必ずうまくいきます。この記事を参考に、ぜひスムーズな自己破産手続きを進めてください!
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