こんにちは!! 返済レスキューです✨
今回は自己破産の申立書と陳述書の作成について、多くの方から寄せられる「書き方がわからない」「何を書けばいいの?」というお悩みにお答えします。書類作成に不安を感じていても大丈夫!元法律事務所スタッフの経験をもとに、実務的なコツをわかりやすく解説します。初めての方も安心して書類作成に臨めるようになりますよ👀
自己破産の申立書・陳述書とは?基本を押さえよう
自己破産を申し立てる際には、陳述書という書類を作成する必要があります。まずはこの書類の基本的な意味と役割を理解しましょう。
陳述書の基本
陳述書は申立書を補完する書類で、破産に至った経緯や状況を詳しく説明するものです。
- 借金の経緯と理由:いつ、どこから、何のために借入れをしたか
- 返済が困難になった原因:収入減少、病気、失業など
- 現在の生活状況:家族構成、健康状態、仕事の状況など
- 今後の生活再建の見通し:就労計画や生活の立て直し方など
また、裁判官はこの陳述書を通して、あなたが免責を受けるに値するかを判断する材料にします。
申立書・陳述書作成の3つのポイント
自己破産の書類作成で重要なのは、完璧な書類を作ることではなく、正直で誠実な記載をすることです。以下の3つのポイントを意識して取り組みましょう。
最初は下書きでOK!
弁護士に依頼する場合、最初に渡す書類はあくまでも「下書き」です。直接裁判所に提出するわけではないため、完璧である必要はありません。
- わかる範囲で記入:思い出せる範囲で構いません
- 空欄があってもOK:後から弁護士と一緒に埋めることができます
- 手書きでも構わない:読みやすい字で書けば問題ありません
事実を正直に書く
申立書や陳述書で最も大切なのは、事実を正直に書くことです。
- 借金の経緯:借入れの目的や時期をできるだけ正確に
- 収支状況:収入や支出を過大・過小に報告しない
- 資産情報:隠し財産があると後から大問題になります
弁護士のサポートを最大限に活用する
書類作成で分からないことがあれば、遠慮なく担当弁護士に質問しましょう。
- 質問はメモにまとめておく:面談時に効率よく相談できます
- 追加資料の提出方法を確認:郵送、メール、FAXなど
- 記載内容に不安がある場合は相談:特に微妙な内容は事前確認が安心
陳述書を効果的に書くための4つのコツ
陳述書は自己破産の成否を左右する重要な書類です。以下のコツを参考に、説得力のある陳述書を作成しましょう。
時系列で整理する
借金の経緯を時系列で説明すると、裁判官にとって理解しやすい陳述書になります。
具体的な書き方例:
平成25年頃、私は結婚を機にマイホームを購入するため、○○銀行から住宅ローン3,000万円を借り入れました。
平成28年に第一子が生まれ、妻が仕事を辞めたため、家計が苦しくなりました。そこで、生活費を補うために△△カードで20万円のキャッシングをしました。
平成30年、長男の入院(肺炎・2週間)により、医療費がかさみ、□□銀行から30万円を借り入れました。
簡潔で具体的に書く
冗長な説明は避け、要点を押さえて簡潔に書きましょう。
良い例:
平成30年2月、会社のリストラにより月収が35万円から25万円に減少しました。その結果、住宅ローンの返済(月10万円)が厳しくなり、生活費を○○カードのキャッシングで補うようになりました。
不十分な例:
収入が減って生活が苦しくなり、借金をするようになりました。
隠さず正直に書く
特にギャンブルや浪費など、免責不許可事由に関わる内容こそ、隠さず正直に書くことが重要です。
具体的な書き方例:
令和元年頃から競馬に興味を持ち、休日にレース場に通うようになりました。当初は月に1〜2万円程度の範囲で楽しんでいましたが、令和2年頃から徐々に金額が増え、月に10万円程度を競馬に使うようになりました。
勝てば借金を返せると考え、令和3年1月には□□カードで50万円をキャッシングし、競馬に投資しましたが、結果的にすべて失いました。この失敗を機に、私は競馬を完全に止め、ギャンブル依存症の自助グループに参加するようになりました。
読み返してチェックする
書き終わったら一度読み返し、以下の点をチェックしましょう。
- 時系列に矛盾がないか:年月や金額の記載に誤りがないか
- 重要な出来事が抜けていないか:大きな借入れの理由など
- 説明が不足している箇所はないか:裁判官が「なぜ?」と思う箇所がないか
- 反省と今後の方針が示されているか:特に免責不許可事由がある場合は重要
陳述書の「借入れの経緯」の記載例
1. 最初の借入れについて
私は平成25年4月に△△大学を卒業後、○○株式会社に就職しました。当時の月収は手取りで約22万円でした。平成27年に結婚し、翌年に長男が生まれたため、より広い住居が必要になりました。そこで、平成28年3月に◇◇銀行から住宅ローン2,500万円を借り入れ、現在の自宅を購入しました。
2. 借入れが増えた理由
平成30年2月、妻が長男の育児のため退職したことで、家計の収入が私の給料のみとなりました。同年8月には長男が肺炎で2週間入院し、医療費約30万円が必要となりました。保険適用後も自己負担額が10万円ほどあり、この支払いのために□□カードでキャッシングを行いました。
その後も子どもの習い事や教育費の負担が増え、令和2年頃からは生活費の一部もカードローンで補うようになりました。さらに、令和3年のコロナ禍で会社のボーナスが大幅に減額され、月々の住宅ローン返済(9万円)が厳しくなりました。
よくある質問と回答
自己破産の申立書・陳述書作成に関してよくある質問にお答えします。
Q1. 古い借金の経緯が思い出せない場合はどうすればよいですか?
A. 思い出せる範囲で構いません。「平成○○年頃」のような大まかな時期の記載でもOKです。あまりに古い借金は、信用情報機関の記録も消えている可能性があるので、弁護士とよく相談しましょう。
Q2. 借金の使途が恥ずかしい(風俗、ギャンブルなど)場合はどうすればよいですか?
A. 恥ずかしさを感じるのは自然なことですが、正直に記載することが大切です。抽象的な表現(「娯楽費」「遊興費」など)でまとめるのではなく、具体的に記載しましょう。弁護士はたくさんのケースを見ているので、あなたの状況を理解してくれるはずです。
Q3. 弁護士に相談せず自分だけで申立書・陳述書を作成することはできますか?
A. 法律上は可能(本人破産)ですが、書類作成や手続きが複雑なため、初めての方には弁護士依頼をおすすめします。本人破産の場合、書類不備による手続きの遅延や、免責が認められないリスクが高まります。費用面で不安がある場合は、法テラスの利用も検討してみてください。
Q4. 記載した内容に間違いがあった場合はどうなりますか?
A. 意図的な虚偽でなければ問題ありません。記憶違いや計算ミスは誰にでもあることです。記載内容に誤りがあることに気づいたら、すぐに弁護士に連絡して修正してもらいましょう。手続き途中での修正も可能です。
まとめ:自己破産書類作成は第一歩を踏み出せば意外と簡単
自己破産の申立書や陳述書作成は、最初は難しく感じるかもしれませんが、以下のポイントを意識すれば乗り越えられます。
- 完璧を目指さない:下書きの段階なので、わかる範囲で記入すればOK
- 正直に記載する:事実を隠さず、誠実に記載することが最も重要
- 時系列で整理する:ライフイベントに沿って借金の経緯を整理すると書きやすい
- 弁護士のサポートを活用する:不明点は遠慮なく相談し、アドバイスを得る
この書類作成は自己破産への大切な第一歩です。借金問題解決への一歩を踏み出したあなたを心から応援しています!頑張ってくださいね💪
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