今回は「自己破産後の借金返済」、特に知人や友人から借りたお金をどうするべきかについて詳しく解説します。法的な観点と人間関係の両面から考えていきましょう!
自己破産後の知人への借金は返せるの?基本的な考え方
自己破産は借金問題を解決するための法的手続きですが、特に知人や友人からの借金については道義的にも悩むところです。まずは基本を押さえましょう。
免責決定後の返済は法的に問題なし
自己破産の手続きが完了し、免責許可決定が確定した後であれば、知人への借金を返済することは法的に全く問題ありません。むしろ、人間関係を保つという観点からは、可能な範囲で返済を検討することは素晴らしい選択と言えるでしょう。
免責後の返済には以下のようなメリットがあります。
- 人間関係や友情を守ることができる
- 自分自身の良心も満たされる
- 知人との信頼関係を維持・修復できる
デメリットは特にありません。法的な義務はないので、あくまで自主的な判断で行う返済であり、リスクはないのです。
法律上の「自然債務」という考え方
自己破産後の知人への返済は、法律上「自然債務」という概念で説明されます。
自然債務とは?
- 法的な支払い義務はない(請求されても拒否できる)
- しかし任意で返済することは有効
- 一度支払った場合、「返してほしい」とは言えない
つまり、法的には返済義務がなくなっていても、自主的に返済することは何の問題もないというわけです。むしろ、道義的な観点からは良い行いと言えるでしょう。
自己破産中と自己破産後の違い
ただし、時期によって大きく状況が変わりますので注意が必要です。
自己破産手続き中の返済は厳禁
自己破産の申立て中や手続き進行中に知人だけに借金を返済するのは絶対にやめましょう。これは「偏頗弁済(へんぱべんさい)」と呼ばれ、以下のような問題を引き起こします。
- 自己破産の免責が認められなくなる可能性がある
- 破産管財人が知人からお金の返還を求める可能性がある
- 他の債権者との平等原則に反する行為となる
また、自己破産の申立て時には知人からの借金も債権者として申告する義務があります。隠すと免責不許可事由になったり、刑事罰の対象になる可能性もあります。
免責決定後なら安全
一方で、免責許可決定を受けた後であれば、自由に知人へ返済することができます。法的なリスクは一切なく、純粋に人間関係を考慮した判断ができるのです。
返済する際の心がけ
知人への返済を考える際は、以下のポイントを心がけましょう。
- 返済は完全に自主的なものであること
あくまでも自分の意思で行う行為であり、強制されるものではありません。 - 知人も返済を強要していないこと
相手が「返さなくていい」と言っているならば、その気持ちも尊重しましょう。 - 無理のない範囲で計画的に
一度に全額返済する必要はありません。自分の生活を立て直しながら、少しずつでも返済する誠意を見せることが大切です。
まとめ
自己破産後の知人への借金返済は、法的には義務ではありませんが、人間関係を守るためには重要な選択肢です。
- 自己破産中の返済は絶対にNG(偏頗弁済になる)
- 免責決定後の返済は法的に問題なし(自然債務)
- 無理のない範囲で、計画的に返済を考える
- お互いの気持ちを尊重した対応が大切
自己破産は人生の再スタートのための制度です。大切な人間関係も守りながら、新しい生活を築いていきましょう。
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