今回は「自己破産手続き中の引っ越し」について、許可の取り方や注意点、ベストなタイミングまで詳しく解説します。「引っ越しできないのでは?」と不安に思っている方も多いですが、正しい手続きを踏めば可能なんです!
自己破産中でも引っ越しは可能!手続きのタイミング別解説
自己破産中の引っ越しについて、多くの方が「制限されるのでは?」と心配されていますが、実は手続きのタイミングによって対応が異なります。
自己破産申立て前の引っ越し
申立て前の引っ越しは基本的に自由です。ただし、以下の点に注意が必要です。
- 管轄裁判所の確認が重要
引っ越し後の住所を管轄する裁判所で申立てを行うことになります。 - 理由なく高額な家賃の物件への引っ越しは避ける
浪費と見なされ、免責不許可事由になる可能性があります - 弁護士との相談が必須
引っ越し先での申立て手続きについてアドバイスをもらいましょう
自己破産申立て後の引っ越し
手続き中の引っ越しは、ケースによって対応が異なります
- 管財事件の場合:破産管財人と裁判所の許可が必要です
- 同時廃止事件の場合:制限は比較的少ないですが、裁判所への報告は必要です
- 許可申請の流れ
- まず破産管財人に引っ越しの意向と理由を伝える
- 破産管財人の同意を得た上で「転居許可申請書」を裁判所に提出
- 裁判所の許可が下りてから引っ越しを実行する
管財事件で裁判所の許可なく無断で引っ越しをすると、免責不許可事由となる可能性があるので絶対に避けましょう。
自己破産後(免責許可決定後)の引っ越し
免責許可決定後は基本的に引っ越しの制限はありません。ただし、賃貸契約の際に以下の点で影響が出ることがあります。
- 保証会社の審査が通りにくくなる(信用情報に記録が残るため)
- クレジットカード払いが必須の物件は契約が難しくなる可能性がある
自己破産中の引っ越しで注意すべき3つのポイント
引っ越し費用は最小限に抑える
自己破産中は生活の節約が求められるため、引っ越し費用も必要最小限に抑えましょう。
- 友人や家族の協力を得て引っ越し作業を行う
- 引っ越し業者を使う場合は複数社から見積もりを取って比較する
- 必要最低限の荷物だけを運ぶようにする
すべての領収書を保管する
引っ越しにかかった費用の証明として、すべての領収書を保管しておきましょう。
- 引っ越し業者の料金
- 敷金・礼金などの初期費用
- 荷造り資材の購入費用
裁判所や破産管財人から説明を求められた際に提示できるよう、整理して保管しておくことが重要です。
費用の捻出方法を明確にしておく
引っ越し費用をどのように用意したのか、説明できるようにしておきましょう。
- 親族からの援助(贈与)の場合、その証拠(振込記録など)を保管
- 必要最小限の家財道具の売却で資金を調達した場合、その記録を残す
- 新たな借入や分割払いは絶対に避ける(新たな債務になるため)
自己破産時の引っ越しのベストタイミングは?
個人的には、自己破産の手続きが完了してから引っ越すのがベストだと考えています。
官報掲載の問題
自己破産すると、氏名と住所が官報に掲載されます。手続き完了後に引っ越せば、新しい住所が公開されるのを避けられます。ただし、場合によっては旧住所も掲載されることがあるので、裁判所や弁護士に確認しておくのが安心です。
インターネット上の情報対策
残念ながら、官報情報をもとにした「破産者マップ」のようなサイトが存在します。手続き後の引っ越しは、新住所がそうしたサイトに掲載されるリスクを減らす効果もあります。
賃貸契約への影響の観点から
自己破産手続き中は、家賃保証会社の審査が通りにくい状況です。手続き完了後も一定期間は影響が残りますが、個人保証人を立てられる物件や保証会社を使わない物件を探すといった対策が取りやすくなります。
まとめ
自己破産中の引っ越しは、正しい手続きを踏めば問題なく行えます。特に重要なのは:
- 手続きのタイミングに応じた対応(申立て前、手続き中、手続き後)
- 管財事件の場合は破産管財人と裁判所の許可取得
- 引っ越し費用の節約と資金源の明確化
- 官報掲載を考慮したタイミングの選択
自己破産は人生の再スタートのための手続きです。新しい環境で心機一転始められるよう、適切な引っ越し計画を立てましょう!
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