しまおさん(30代)自己破産の体験談|750万円/ギャンブル・浪費・現金化、任意整理から切替えて同時廃止
今回はしまおさん(30代)からお寄せいただいた自己破産の体験談です。ギャンブル・浪費・現金化が重なり、10社・合計750万円という、免責不許可事由も借金額も大きな案件でした。いったんは任意整理を選んだものの「終わりが見えない恐怖」から自己破産へ方針変更し、最終的に管財人の付かない「同時廃止」で免責に至った経緯を、ご本人の率直な言葉でつづっていただいています。
投稿者プロフィール
- 仮名しまおさん
- 年代30代
- 性別未記載
- 職業未記載(手続き中に転職し収入が大幅減)
- 家族構成未記載(両親からの借入あり/奨学金あり)
- 借金額合計 750万円/債権者 10社
- 原因ギャンブル・浪費・現金化
- 手続き任意整理から自己破産へ変更(同時廃止・免責決定)
- 期間費用積立に約12ヶ月+申立から免責決定まで約7ヶ月=約19ヶ月
- 依頼先全国対応の事務所(電話の無料相談後、LINE・メール中心/急ぎは電話)
- 相談きっかけ前事務所の任意整理では大幅な改善が見込めず切替を決断
- 特記事項転職直後の収入減を踏まえた申立/事務員による家計簿の調整
借金が膨らんだきっかけ|ギャンブル・浪費・現金化
借入が膨らんだ原因は、ギャンブル・浪費・現金化が重なったことでした。総額は750万円、債権者は10社にのぼりました。
ギャンブル・浪費・現金化。750万・10社
編集メモ:クレジットカードの現金化は、割賦販売法・貸金業法の趣旨に反するグレー〜違法な行為とされています。ギャンブル・浪費・現金化はいずれも自己破産の免責不許可事由(破産法252条1項各号)に含まれ得ますが、たとえ該当しても、裁判所が事情を考慮して免責を認める裁量免責(同条2項)の制度があります。しまおさんのように同時廃止・免責に至るケースもありますが、負債額・財産・経緯によって判断は分かれ、必ず同時廃止になるわけではありません。
依頼前に心配だったこと
しまおさんが依頼前にとくに気にしていたのは、そもそも自己破産できるのか、奨学金がらみで両親に連絡がいかないか、周囲にバレないか、という点でした。
ギャンブルや現金化などが理由であったので自己破産出来るのか不安だった
奨学金も含まれていたので両親へ連絡がいってしまうのではないか
周りにバレたりしないか
債務整理を決断した理由|任意整理から自己破産へ
依頼先は全国対応の事務所で、電話での無料相談のあとは事務員さんとLINE・メールでのやり取りが中心、急ぎのときだけ電話という進め方でした。前の事務所で任意整理を依頼したものの、大幅な改善が見込めなかったことから、思い切って自己破産へ切り替えたといいます。
全国どこでも依頼可能で最初に無料相談を電話で行い、それ以降は事務員さんとLINEやメールでのやり取りで急ぎの用事がある際は電話でした。
前の事務所は任意整理を依頼しましたが大幅な変更は見込めずあまり意味が無かったので思い切って自己破産へ変更しました。
手続き中に大変だったこと
支払いが止まったことで気持ちに余裕が生まれ、その反動でギャンブルをしてしまったこと、書類集めの大変さ、両親への返済にからむ家計簿の調整、集会への不安(結果的にいずれもなし)——率直に振り返っていただきました。
依頼中に支払いが止まった事により余裕が生まれてしまったので何回かギャンブルをしてしまった(パチンコや使ってない口座で競馬など)
書類集めが大変で面倒だった(退職金証明書みたいなやつ)
両親に借りていたお金については別途、毎月返済していたので家計簿の調整
管財人や裁判所の人との集会が不安(結局どっちもありませんでした)
編集メモ:手続き中のギャンブルや、身内への返済(いわゆる偏頗弁済=一部の債権者だけへの返済)は、手続きに悪影響を及ぼすおそれがあります。実務上どう扱うかは事案ごとに異なり、必ずしも問題なく済むとは限りません。ご本人も「安易に考えてはダメ」と書かれているとおり、手続き中は担当者の指示に沿って行動するのが安全です。
印象的だったこと|同時廃止になった経緯と家計簿
申立の際、現金化・浪費・支払いに加え、転職直後で収入が大幅に減っていたタイミングだったことを前面に出して事務員さんが手続きを進めてくれたそうです。娯楽費が増えた際は日用品や医療費に振り分けて家計簿を調整してもらえたといいます。
私自身ギャンブル、現金化、浪費により自己破産の依頼をしたので同時廃止になったのは運が良かったなと思いました。
申立書作成の際に現金化、浪費、支払い、転職した直後で収入が大幅に減ってしまい自己破産に切り替えたタイミングだったのでそれを全面に出して事務員さんが依頼をしてくれました。
また、娯楽費などが増えてしまった際には事務員さんの方で日用品や医療代などに振り分けて家計簿の調整をしてくれました。
家計簿については積立完了までつけずに好き勝手に生活していたので申立前のツッコミなどあったらどうしようと思っていましたが特に何もありませんでした。
家計簿は本来依頼してから毎月つけるべきですが、忘れたとしても必ず問題になるわけではありません。もし、忘れてしまったとしても、挽回の余地はあるので頑張りましょう!
また、事務員の調整部分も当然にできることではないので安易に考えてはダメですよ😊
今の生活と気持ちの変化|もっと早く切り替えればよかった
生活についてはほぼ変わっていないのでもっと早めに自己破産してしまえば良かったなと思いました。任意整理などで払い終える事が出来るならそのままでも良いと思いますが、終わりが見えない恐怖に悩んでいたので私は思い切って自己破産に変更してとてもよかったです!
ギャンブルのことで悩んでいる方へ|相談できる窓口
借金の背景にギャンブルがある場合、お金の整理と並行して、依存の問題そのものに向き合える窓口を頼るのも一つの方法です。以下は無料で相談できる主な窓口です。
- ギャンブル依存症問題を考える会
- 各都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センター
- よりそいホットライン:0120-279-338(24時間・無料)
- 厚生労働省 ギャンブル等依存症対策
まとめ|終わりの見えない恐怖から、免責という区切りへ
しまおさん、体験談のご寄稿ありがとうございました。依頼中にギャンブルをしてしまった話や、家計簿をつけずに過ごしていた部分、事務員さんがうまく調整してくれたあたりは、これから手続きをする方に誤解を与えないか少し気になったのも正直なところです。ただ、しまおさんご自身が「安易に考えてはダメ」ときちんと添えてくださっているので、最終的にはそこがこの体験談の良さだと感じました。
いずれにしても無事に免責許可が出ていますので、これからの生活に注力して、新しい毎日をより良いものにしていただけたらと思います。
債務整理をしたあとの信用情報や暮らしについては、「債務整理が終わったら|信用情報と便利な生活」の記事もあわせてご覧ください。私が運営するオープンチャット「Saims(サイムス)」では、債務整理中の方々どうしで悩みを話し合える場もあります。ひとりで抱え込みそうなときは、そうした場所を頼ってみるのも良いかもしれません。


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