債務整理が終わったら信用情報と便利な生活を手に入れよう

最近はより一層、債務整理が終わる明るい報告も多くいただくようになり、勝手ながら一緒に債務整理を乗り越えた気分になり、勝手に喜んでいます。そんな債務整理を終えた方々に債務整理後のポイントを紹介できたらと思います。

債務整理後は言わずもがなですが、信用情報に事故情報が載っている「ブラックリスト」状態になっています。

今回はこの「ブラックリスト」に立ち向かうための、債務整理後の問題点やその対策について簡単にまとめていきます。

はじめに
賃貸の家賃保証会社問題
1. 家賃保証会社問題の解決策
スマホの買い替え問題
1. スマホの買い替え問題の解決策
自動車の買い替え問題
1. 自動車の買い替え問題の解決策
クレジットカードが使えない問題
1. クレジットカードが使えない問題の解決策
むしろクレジットカードを発行しよう
まとめ

はじめに

　前提ですが、債務整理後は、半年～１年に１回程度CICの信用情報チェックをすることをおすすめします。自己破産が終わった方はこちらが参考になると思います。

賃貸の家賃保証会社問題

信販系の保証会社の審査に通らない
信販系保証会社（例：ジャックス、セディナなど）は信用情報を確認するため、ブラックリストに登録されている場合は審査が厳しくなり、契約が難しくなることがあります。
家賃滞納情報の共有
家賃滞納記録がある場合、全国賃貸保証業協会（LICC）などが情報を共有しているため、保証会社の審査に不利になる可能性があります。
保証会社不要物件の少なさ
貸主は家賃滞納リスクを避けるため、保証会社を利用するケースが多く、保証会社不要の物件は少ない傾向にあります。

家賃保証会社問題の解決策

自ら債務整理のことは伝えない
債務整理をしていることを自ら伝えないようにしましょう。
信販系以外の保証会社を利用
信販系ではない保証会社は信用情報を確認しない場合が多いため、審査通過の可能性が高まります。これらの保証会社は家賃滞納履歴を重視するため、過去に家賃滞納がない場合は有利です。
（日本セーフティー、全保連、casaなどが審査が通ったとの報告があります。）

気になる物件の保証会社が分かったらCICの加盟会員検索で調べてみましょう。ここに登録がある場合、審査が通りにくくなります。
保証人不要または保証会社不要物件を探す
築年数が古い物件や駅から遠い物件などでは、保証人や保証会社不要の条件で契約できる場合があります。このような物件は競争力が低いため貸主側が条件を緩和していることがあります。
連帯保証人・保証人を立てる
親族や安定収入のある第三者を連帯保証人として立てることで、保証会社を利用せずに契約できる可能性があります。ただし、連帯保証人にも審査基準（収入や信用情報）があるため注意が必要です。
家賃支払い方法の確認
クレジットカード払いしか選択肢がない物件では契約が難しいため、口座引き落としや振込対応可能な物件を選ぶことも大切です。

スマホの買い替え問題

端末の分割払いができない
分割払いは信用情報を基に審査されるため、ブラックリスト状態では審査に通らず、端末を一括購入する必要があります。
高額な端末代金の負担
最新のスマートフォンは10万円以上する場合もあり、一括払いでは経済的負担が大きくなる可能性があります。
通信契約の制限
債務整理対象にした携帯会社とは再契約ができない（社内ブラック）場合があります。
支払い方法の変更
クレジットカードが利用できなくなるため、支払い方法を銀行引き落としやデビットカードなどに変更する必要があります。

スマホの買い替え問題の解決策

一括購入を計画する
一括購入を前提に計画的な貯蓄をして、最新機種ではなく、中古品や型落ちモデルを選ぶことで費用を抑えて購入する。
家族名義で契約する
信用情報に問題のない家族名義で契約すれば、分割払いも可能。ただし、家族に債務整理の事実を伝える必要があります。
格安SIMや中古端末を活用
格安SIM（MVNO）は審査が緩やかであるため契約しやすい。
支払い方法の変更
クレジットカードが使えない場合は、銀行引き落としやデビットカードなど、利用可能な支払い方法に変更する。

自動車の買い替え問題

自動車ローンの審査通過が困難
債務整理後は信用情報に事故情報が登録されるため、通常の自動車ローン審査に通ることが難しくなります。
一括購入の経済的負担
自動車は高額な商品であるため、一括購入が求められる場合、経済的負担が大きくなる可能性があります。
リース契約やカーシェアリングへの影響
信用情報を確認するリース会社では契約が難しい場合があります。また、クレジットカードが利用できない場合、カーシェアリングサービスも制限されることがあります。
既存車両の維持費増加
買い替えができず古い車を使い続ける場合、修理費や維持費が増加する可能性があります。

自動車の買い替え問題の解決策

一括購入を検討する
債務整理後はローン審査が通らないことを前提に、中古車や軽自動車など比較的安価な車両を一括購入する計画を立てましょう。
家族名義でローンを組む
信用情報に問題のない家族名義で自動車ローンを組む方法。ただし、家族に債務整理の事実を伝える必要があります。
車両維持費の見直し
古い車両を使い続ける場合、保険料や修理費など維持費が増加するため、これらのコストも考慮して買い替え時期を判断しましょう。
カーリースやカーシェアリングの活用
カーリース会社の中には信用情報を重視しないところもあります。特に「残価設定型リース」など柔軟なプランを検討します。ただし、カーシェアリングの場合、クレジットカード以外の支払い方法（デビットカードや口座振替）に対応しているサービスを探す必要があります。
自社ローンを活用する
信用情報を確認しない「自社ローン」を提供している中古車販売業者を利用する。これは通常のローンより金利が高めですが、こちらのように債務整理後でも利用できる可能性があります。

【オトロン】

【くるまカエル君】

クレジットカードが使えない問題

クレジットカード決済限定のサービス利用不可
一部のオンラインショップやサブスクリプションサービス、公共料金などではクレジットカードしか支払い方法が選べない場合があります。
生活の利便性低下
クレジットカードが使えないことで、旅行予約、ECサイトでの商品購入、定期支払いなどが困難となり、生活の利便性が大きく損なわれます。
代替手段の不足
クレジットカード以外の支払い方法を提供していない店舗やサービスでは、利用そのものが制限される可能性があります。

クレジットカードが使えない問題の解決策

デビットカードを利用
デビットカードは銀行口座から即時引き落としされるため審査不要で作成可能です。多くの店舗やオンラインショップでクレジットカードと同様に利用できます。
プリペイドカードを活用
事前チャージ型のプリペイドカード（例：Visaプリペイド、JCBプリペイド）は審査不要で利用可能。オンライン決済にも対応しているため便利です。
キャッシュレスアプリを使用
PayPayや○○ PayなどのQRコード決済アプリは事前チャージで利用できるため、クレジットカード不要です。一部のオンラインショップでも対応しています。
家族カードを利用
家族名義で発行された家族カードを利用することで、クレジットカード決済限定のサービスを間接的に利用可能。ただし、家族との信頼関係が必要です。
携帯キャリア決済を検討
携帯電話会社が提供するキャリア決済は、スマートフォン料金とまとめて後払いできる方法であり、一部のオンラインサービスで利用可能です。
後払い決済の活用
後払い決済は信用情報に関係なく使えるところも多いので、試してみるのも良いかもしれません。

むしろクレジットカードを発行しよう

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