こんにちは!! 返済レスキューです✨
今回は借金の返済が苦しい時に助けてくれる「債務整理」について、種類ごとのメリット・デメリットや自分に合った選び方まで詳しく解説します。借金問題を抱えている方の不安を少しでも解消できれば嬉しいです。
借金の悩みを相談しづらい3つの理由
実は私も過去に借金を抱えていた経験があります。当然のことですが、借金のことって話しづらいですよね。そこでフォロワーさんからの声を集めてみると、借金の悩みを相談しづらい理由は主に以下の3つに集約されます。
1. 恥ずかしさや面目を失うこと
借金は自分の無計画な生活や浪費が原因であることが多く、それを人に知られることで恥ずかしい思いをしたり、周囲との関係が変わってしまうのではないかという不安があり、債務整理を懸念する材料になってしまいます。
2. 家族への影響が不安
借金の事実を家族に知られると、家族間の信頼関係が損なわれたり、債務整理が家族にも影響が及ぶことを恐れます。特に配偶者や子どもに知られることを避けたいと考える方が多いです。
3. 解決策が見つからない
借金の解決策が見つからず、債務整理の相談しても意味がないんじゃないかと諦めてしまう場合があります。また、借金額が大きすぎて、相談しても助けてもらえないと考えてしまうこともあります。
とはいえ、私が実務で依頼者さんと話しているときは、良くも悪くも他人なのでデスクワークの合間に依頼者さんとお話しできるのは楽しかったですね(*^-^*)
大きな悩みはやはり家族への影響ですよね…保証人等の金銭トラブルがなくとも、これまでの関係を維持できるのか、とても不安になると思います。
不安な時は弁護士や司法書士など、専門家と家族を交えて面談をすると比較的理解が得られると思います。
借金問題は誰もが陥る可能性がある
借金問題に悩むと自分が情けなく、みじめに感じる方も多いと思いますが、借金問題を抱えることは珍しい話ではありません。日本は資本主義ですから、勝ち負けの優劣がつきやすいです。このように常に経済競争は繰り返されるものであって、一度、競争に敗れてしまったとしても競争を避けることはできません。そんな時に借金を持ち続けることは不利でしかありません。このため、金融庁や法律など国家ぐるみで多重債務者に向けて借金問題の解決策を打ち出しています(参考:金融庁 多重債務者対策)。
今の借金状況を整理する3つのステップ
借金に不安を感じたら、まずは自分自身の状況を整理してみましょう。借金の問題は単純に金額の大小だけではありません。ネット上では「200万円くらい頑張れば返済できる」「甘ったれるな」といった無責任な意見もありますが、借金は個人の問題ですから、そんな他人の声は気にせず、自分の状況に合った債務整理を見つけることが大切です。
本当に大切なのは「生活状況と資産のバランス」です。
以下の3点を明確にしましょう。
- 手取りの月収と年収:安定した収入はいくらあるか
- 毎月の支出:生活に最低限必要な費用はいくらか
- 借金の合計と内訳:どこの会社にいくら債務残高があるのか
これらを整理することで、自分の借金の状況に適した債務整理の方法が見えてきます。
借金の返済で頭がいっぱいになっている時こそ、家計の再確認がとても大切です✨
債務整理の4つの選択肢とその特徴
1. おまとめローン – 自力解決の最後の手段
おまとめローンは複数の借入れをひとつにまとめ、返済先を一本化する金融商品です。自分自身で借金問題を解決する最後の手段と言えるでしょう。
メリット
- 金利が下がり、総返済額が減る可能性がある
- 返済先が1つになり、返済計画が立てやすくなる
- 毎月の返済額を減額できる可能性がある
- 総量規制の対象外となり、状況によっては新たな借入が可能になる
デメリット
- おまとめ後に他社から借入をすると、自力解決がほぼ不可能になる
- 審査が厳しく、信用情報に問題があると利用できないことも
- 追加の借入ができなくなる可能性がある
ただし、SNSでおまとめローンの審査を通す手伝いをするというアカウントには要注意です。源泉徴収票等の書き換えなどをされて加害者となるケースや高額な費用を請求されることがあります。
普通に審査して通らなければ、諦めて債務整理を検討しましょう!
2. 任意整理 – 利息カットと分割返済で負担軽減
任意整理は借金の返済方法を見直す手続きです。弁護士があなたの代わりに債権者と直接交渉し、将来の利息支払いを免除してもらう代わりに、元金のみを分割で返済する計画を立てます。
メリット
- 将来利息が免除され、総返済額が減少する
- 分割払いにより、月々の返済負担が軽くなる
- 手続きが比較的簡単で、財産を残すことができる
- 家族や会社など周りの人にバレにくい
デメリット
- 信用情報機関にブラックリスト登録され、一定期間(約5年)新たな借入ができなくなる
- 大きな減額は見込まれない
3. 個人再生 – 借金の大幅減額と財産保全の両立
個人再生は、裁判所の監督の下、債務の一部(約80%程度)を免除してもらい、残りを3年間(最長5年間)で分割返済する制度です。任意整理と自己破産の良いところを組み合わせたような手続きで、住宅などの資産を手放したくない方にはとてもおすすめです。
メリット
- 債務の大部分(約80%)が免除され、返済額が大幅に減少する
- 分割払いにより、月々の返済負担が軽くなる
- 住宅ローンがある場合も、住宅を手放さずに債務整理が可能(住宅資金特別条項)
- 債権者からの差押えなどを停止できる
デメリット
- 信用情報機関にブラックリスト登録され、5~10年間新たな借入ができなくなる
- 保証人がいる場合、保証人に請求が移る
- 住所氏名が官報に掲載される
- 家族や会社の資料も開示が必要な場合がある
4. 自己破産 – 借金を免除して新たなスタート
自己破産は、裁判所に申立てをして、裁判所の監督の下、債務のほぼ全額(税金等の一部の債務を除く)を免除してもらう制度です。借金問題を完全にリセットしたい方に適しています。
メリット
- 債務のほぼ全額が免除され、経済的に完全に再スタートできる
- 債権者からの取立てや強制執行がなくなる
- 生活に必要な最低限の財産(99万円まで)は残せる
デメリット
- 信用情報機関にブラックリスト登録され、約7〜10年間新たな借入ができなくなる
- 保証人がいる場合、保証人に請求が移る
- 住所氏名が官報に掲載される
- 価値のある財産は処分される可能性が高い
- 資格制限があり、免責決定までは一部の職業に就けない
一方で自己破産や個人再生はデメリットが大きく、できれば任意整理で解決したいと考える方は少なくありません。
もちろん任意整理も借金を整理する上で有効な手続きですが、目的を「借金の負担を減らす」視点で客観的に考えてみることをおすすめします。
借金問題を解決するための重要なポイント
一人で悩まず、専門家に相談する勇気を持とう
借金問題は一人で抱え込むと、ますます深刻化してしまいます。このため、早い段階で弁護士へ借金について相談し、債務整理が必要な状況であるかを把握することが非常に大切です。
弁護士に相談するメリット
- 債務整理の各選択肢について、あなたの状況に合った的確なアドバイスがもらえる
- 債権者と専門的な立場から交渉し、有利な条件を引き出せる
- 債権者からの差押えや取立てを法的に停止できる可能性がある
- 精神的な負担が大幅に軽減される
借金問題を放置するリスクを知っておく
借金問題を放置すると、以下のようなリスクが高まります。
- 利息が膨れ上がり、返済額がさらに増加する
- 債権者からの差押えや強制執行を受ける可能性がある
- 信用情報に更に深刻な問題が記録され、将来的な借入れがより困難になる
- 精神的ストレスから健康を損なう可能性がある
違法な解決策に手を出さない
闇金や個人融資、闇バイトといった違法な手段で解決しようとすると、問題がさらに深刻化します。必ず正規の方法で解決を目指しましょう。
まとめ
借金問題は一人で抱え込まず、早期に弁護士に相談することが最善の選択です。あなたの状況に最適な債務整理の方法は、収入や借金の額、財産状況によって異なります。専門家のアドバイスを受けながら、自分に合った方法で借金問題を解決していきましょう。
どんなに深刻な借金問題でも、必ず解決策はあります。一人で悩まず、勇気を持って相談してください。新しい人生への第一歩を踏み出すお手伝いができれば幸いです。
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この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。
他にも気になることがあれば、債務整理中の方々とのコミュニティもあるので、そこでお話しするのも良いかもしれません(*’▽’)


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