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タコちゃんさん(40代)自己破産の体験談|ギャンブル900万円・大阪

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タコちゃんさん(40代)自己破産の体験談|ギャンブル900万円・管財事件

ギャンブル(競馬・競艇・競輪)で900万円の借金を抱え、大阪で自己破産を選択されたタコちゃんさん(40代)。同棲中のパートナーにバレないかという不安を抱えながら、せっかちな性格から1件目の事務所で即決。蓋を開けてみれば、代理人と事務員は「全てロボット🤖みたいな人」、一方で管財人は雑談を交えて家計を気遣ってくれる存在で、「どっちが味方か分からない」と感じる場面もあったそうです。X(Twitter)のDMで私とやり取りした内容も、ご本人の許可をいただいて記事に織り込んでいます。

投稿者プロフィール

仮名タコちゃんさん
年代40代
性別不明
居住地大阪府
職業不明(給料は1日手渡し払い)
家族構成同棲中のパートナーあり(結婚準備中)
借金額約900万円
主な原因ギャンブル(競馬・競艇・競輪/3年前に完全停止)
選んだ手続き自己破産(管財事件)
依頼〜終了までの期間約11か月

借金が膨らんでいったきっかけ

タコちゃんさんの借金の原因は、競馬・競艇・競輪といった公営ギャンブル。最終的には900万円という大きな金額にまで膨らんでしまったそうです。ご本人の口座履歴で確認できるとおり、3年前にはきっぱり辞めていて、弁護士に依頼するまでの期間も、そして依頼してからも、ギャンブルには一切手を出していません。

オンカジはやった事ないんですけど、競馬、競艇、競輪です。ただ全て3年前に辞めているので(口座履歴も確認済みです)弁護士さんに依頼するまでは。勿論してからもです。
編集者からの注釈:ギャンブルが原因の借金は、自己破産の手続きでは「免責不許可事由」のひとつに該当します。ただし、反省の状況・生活再建の見通し・ギャンブルを停止してからの期間などを踏まえて、裁判所の裁量で免責が認められる「裁量免責」というケースが多くあります。タコちゃんさんのように、申立ての数年前にギャンブルを完全に断ち切れていることは、裁量免責の判断にあたってプラス材料になり得ます。

債務整理を決断した理由

900万円という金額の重さに加えて、タコちゃんさんがいちばん心配されていたのは、同棲中のパートナーにバレないかという一点でした。結婚の準備も並行して進めていたなかでの債務整理だったため、決断のタイミングがどうしても遅くなってしまったそうです。

同棲者にバレる事だけが心配でした。

結果として、振り返ったときに「もう少し早く焦らず依頼をしたら良かった」と感じられたとのこと。生活の節目(結婚の準備など)と重なってしまうと、どうしても債務整理の決断が後ろ倒しになりがちですが、その分、申立てまでの家計簿の提出期間が長くなったり、利息が膨らんだりしてしまうことがあります。

弁護士事務所の選び方と「合わなかった」と感じた理由

1件目で即決──せっかちさんが選んだ事務所

タコちゃんさんは「せっかちなので、1件目の事務所に決めました」とのこと。大手や複数社を比較するスタイルではなく、最初に問い合わせた事務所でそのまま受任となりました。受任自体はスムーズに進んだ一方、その後の打ち合わせで違和感を感じる場面が増えていきます。

代理人も事務員も自分には合わなかった。なんとゆうか、、、全く遊びがない、、、2人とも全てロボット🤖みたいな人でした。

無表情で声のトーンが低く、「我(われ)が分かっていれば連絡せんでいい」とぶちキレられたこともあったそうで、「黙って言われる通り待っとけ」というスタンスに感じられたとのこと。雑談や柔らかいやり取りを期待していたタコちゃんさんにとっては、相性が合わなかったようです。

編集者からの補足:弁護士・事務員のコミュニケーションスタイルは事務所によって大きく異なります。せっかちな方ほど、最初の電話の対応や雑談の有無で「合うか合わないか」を見極めて、できれば2〜3件は無料相談を受けてから依頼先を決めるのがおすすめです。受任後に変更するのは費用面でもハードルが上がるため、最初の選び方が大切です。

依頼中に大変だったこと

毎日の家計簿提出

管財事件になったタコちゃんさんが日々の負担として挙げてくれたのは、管財人へ提出する家計簿でした。とはいえ「以外となれました^_^」とも書かれていて、最初こそ大変でも、続けるうちに習慣化していった様子が伝わってきます。

嗜好品・食費の絞り方を巡って代理人と衝突

家計簿を作成するなかで、嗜好品や食費の金額について代理人と意見が食い違う場面がありました。たこちゃんさんが「管財人へ交際費について聞いたら、これくらいじゃないか/むしろ少ないんじゃないかと言われた」と伝えたところ、代理人からは奥歯にものが挟まったような反応が返ってきたそうです。

面談の時に、、何も返答なく、じゃぁ明確に1か月の使っていい金額を言ってくださいよ!て言ったら、弁護士がまた今度打ち合わせしましょう、ですって。はぁぁ〜。

その後、代理人から具体的に提示された金額は次のとおりでした。

  • 嗜好品 現状:50,000円弱 → 指示:35,000円まで
  • 食費・外食費(2人分) 現状:110,000〜120,000円 → 指示:70,000〜80,000円

「9月の債権者集会まで、あと2、3回の家計簿。改善している結果、努力していれば大丈夫か」と不安になったタコちゃんさんから、私のDMにもご相談がありました。免責の決定そのものは裁判所の判断ですが、調査をどこまで続けるか(債権者集会を続行するかどうか)の実質的な判断は管財人に委ねられている部分が大きいので、8月の収支がきちんと改善ラインに収まっていれば終わる方向に進みやすい、という見立てをお伝えしています。

電話で代理人とぶつかった日

進行のなかで、タコちゃんさんが代理人に電話で本音をぶつけた日もあったそうです。

電話の初めが、「突っかかりスギですよ〜」。ひっくりかえりそうになりました🤣🤣🤣 思わず、、何処が?⁇って言ってしまいました😭

このやり取りは私のDMにも届いていました。先生と呼ばれる職業の方は、職業柄あまり怒られる機会がないので、いざこちらが正面から意見を返したときに、うまく受け止められず防御的な反応になりがちです。タコちゃんさんが間違っているわけではなく、むしろ感情に流されず必要なことを聞こうとしている姿勢のほうが、依頼者として正しい動きだと思います。

「どっちが味方か分からない」管財人とのやり取り

代理人・事務員との相性に苦労する一方で、タコちゃんさんが「自分には合っていた」と評価しているのが管財人の存在です。

条件は厳しかったですけど、管財人の方が自分には合っていました。話しやすく、自分の趣味、仕事内容、他色々な雑談交えて会話してもらい、家計も余りに減らしすぎたので、そこまで無理しなくてもこれぐらいでしたら、と気付かってもらいました。話すときも笑顔で物凄く話しやすかったです。

面談時間は30分〜1時間程度。家計簿の絞りすぎを管財人のほうから「そこまで無理しなくても」と気遣ってくれた場面もあり、立場としては「破産者から財産を絞り出す側」であるはずの管財人が、結果的にいちばん寄り添ってくれた存在になったというのが、タコちゃんさんのケースの印象的なところです。

どっちが味方か分かりませんでした^_^

管財人と代理人の関係性──私がDMでお伝えしたこと

タコちゃんさんから「どうして代理人より管財人のほうが優しいのか分からない」というご相談をDMでいただいたとき、私からお伝えしたのは、管財事件の現場には少しプロレス的な構造がある、という話でした。管財人は債権者に対して「ちゃんと仕事をしました」という姿勢を示す必要があり、配当に回せる財産はできるだけ回収しなければなりません。一方で、破産者側から見て悪役になりすぎても面談が成り立たなくなる。

そこで、管財人がいったん厳しい立場を取り、破産者から財産を絞り出す姿勢を見せて、それに対して代理人(破産者側の弁護士)が反論し、管財人が引き下がる──というやり取りが、どことなく定型として存在することがあります。

ただし、ここに大きな期(弁護士登録の年次)の差があると、その駆け引きが機能しにくくなります。レジェンドのような相手に若手が本気で殴りつけるようなことは、現実問題としてやっぱりできない。相手には「免責不許可」というカードが控えているからです。タコちゃんさんのケースで、代理人のほうが厳しめに感じられ、管財人のほうが柔らかかったのは、こうした関係性の偏りが影響していた可能性もあります。

編集者からの補足:管財人と代理人の力関係は、弁護士登録の「期」(年次)の差にも左右されると言われています。管財人のほうが20期ほど上だと、代理人は強く反論しづらく、結果として家計の絞り方などで破産者側に厳しい数字が要求されることもあります。あくまで実務上の傾向のひとつとして、参考までに。

自由財産99万円の壁・自宅にある現金の扱い

タコちゃんさんが申立ての前後でいちばん気にされていたのが、いわゆる「自由財産99万円」のラインでした。DMでも、この点について何度かやり取りしています。

要するに、現金と預金と車を足した99万円以下てことですか?すいませんネットとかで何回読んでも理解出来なくて💦

こちらについては、ざっくりそのイメージで大丈夫です、とお返事しました。これに加えて、過払い金や還付金などがある場合はそれも合算したうえで99万円を超えるかどうか、というところを見ていきます。基準となる時点は「破産手続開始決定日」で、管財人の選任と同じタイミングで開始決定が出るため、申立てから少し経った時点では「すでに基準時を過ぎている」ケースもあります。

タコちゃんさんが実際に申告された資産は次のとおりでした。

  • 現金・預貯金 約15万円
  •  査定19万円(後に故障し、0円で売却)
  • 保険関係 なし
  • 自宅にある現金 給料が1日手渡し払いのため、月初は約30万円・月末は約10万円

合計しても99万円のラインには余裕があり、私からも「すんなり終わりそうですね」とお伝えしました。給料が手渡しで自宅に現金があるという事情も気にされていましたが、こちらも問題なさそうな水準でした。

編集者からの注釈:自己破産では、現金・預貯金・車の査定額・保険解約返戻金などを合計して99万円以下であれば「自由財産」として手元に残せるのが原則です(運用は地域・裁判所により差があります)。基準となる時点は「破産手続開始決定日」で、管財人選任とほぼ同じタイミングです。給料が手渡しの方の場合も、開始決定日時点の財産で判断されるため、月のどのタイミングで申立てるかで印象が変わってくることがあります。

手続きにかかった期間と債権者集会の流れ

依頼から終了までの期間は約11か月。途中の流れは次のようになっています。

  • 5月初旬 破産申立て/管財事件として受理
  • 申立て後すぐ 破産手続開始決定(管財人選任と同時)
  • 9月18日 第1回債権者集会/予定通りには終わらず
  • 9月18日 集会後 管財人面談(弁護士同席なし)/「8月の収支の範囲内なら次回で終了」と告げられる
  • 12月15日 第2回債権者集会(予定)
  • その後 約11か月で全工程終了

9月の集会後の管財人面談で「家計収支を引き続き見ていきたい」「8月の収支の範囲内であれば次回で終わりにしましょう」と告げられたとのこと。次回期日が2〜3か月後に設定されることが多いのは、法廷の空き状況の関係です。タコちゃんさんも、12月の第2回債権者集会で着地できる見通しになりました。

編集者からの補足:債権者集会で1回で終わらないケースでは、管財人が家計簿の継続調査を続けたい場合や、未回収の財産・契約関係を調査中の場合などがあります。次回期日の設定は法廷の空き状況にも左右されるため、「2〜3か月後」が一般的な目安です。タコちゃんさんのように、面談で次回までの宿題(家計の改善)を明確に伝えてもらえると、見通しが立てやすくなります。

手続きを終えた今の気持ちと「弁護士選びが一番大事」という結論

11か月の手続きを終えて、タコちゃんさんがいちばん強く感じたのは、弁護士選びの重要性だったそうです。

自分は弁護士選びが大事だとおもいました。もうすこし早く焦らず依頼をしたら良かったと感じました。

「せっかちなので1件目で決めた」結果、相性の合わない代理人と長期間付き合うことになり、家計簿の指示や電話対応で何度もぶつかる場面がありました。一方で、管財人とは相性が良く、雑談まじりに家計の現実的なラインをすり合わせてもらえたとのこと。同じ手続きでも、誰と組むかで体験はまったく違うものになる、ということを示してくれる体験談です。

同じ悩みを抱える方へのメッセージ

タコちゃんさんの体験から、これから自己破産を考えている方に向けて整理できるポイントは次の3つです。

  • 弁護士選びは、せっかちでも妥協しない 1件目で即決すると、相性が合わなかったときに長期間ストレスを抱えることになります。最低でも2〜3件は無料相談を受けて、雑談の感触や電話対応を比較してから決めるのがおすすめです。
  • 家計簿の絞りすぎは管財人がフォローしてくれることもある 代理人から厳しい金額を提示されても、管財人面談で「そこまで無理しなくても」と現実的なラインに調整してもらえる可能性があります。提示された数字を機械的に守るより、生活が成り立つ範囲で正直に申告することが大切です。
  • 自由財産99万円のラインは、開始決定日が基準 現金・預貯金・車・保険などの合計で考えます。給料が手渡しの方は、月のどのタイミングで申立てるかも実は影響します。気になる場合は、必ず担当の弁護士に確認してください。
ほんとに不安が安心に変わります^_^

X(Twitter)のDMでのやり取りを通じて、自由財産の考え方や管財人との関係性、家計簿の現実的な落としどころなど、ネットで何度読んでも分からなかったポイントをひとつずつ整理できたとタコちゃんさんは振り返ってくださいました。私自身も、リアルタイムで進行中の管財事件を一緒に伴走させていただく形になり、書籍やネット記事だけでは伝わりにくい「現場の温度感」を共有できる貴重な機会になりました。

タコちゃんさん、結婚準備でお忙しい中、貴重な体験談とDMの公開許可をいただき、本当にありがとうございました。

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