PR

ひーろさん(40代)自己破産の体験談|ギャンブル500万円・裁量免責

スポンサーリンク

ひーろさん(40代)自己破産の体験談|ギャンブル・500万円・5社

ギャンブルで500万円・5社の借金を抱え、約10年前に自己破産を経験されたひーろさん(40代)。大手の法律事務所には「自己破産なら他をあたってください」と断られ、勤務先の社長から紹介された弁護士に依頼することに。ローン中の車は重畳的債務引受で親に肩代わりしてもらい、後輩たちの未来を思って遅延なく返済を続けてきた奨学金は債務一覧から外して払い続けた──裁量免責・同時廃止で解決に至った、少しレアなケースの体験談です。

投稿者プロフィール

仮名ひーろさん
年代40代
性別不明
職業従業員10人の家族経営の会社に勤務
家族構成不明(親族あり/奨学金の保証人)
借金額約500万円(5社)
主な原因ギャンブル
選んだ手続き自己破産(裁量免責・同時廃止)
依頼〜終了までの期間約7か月
体験時期約10年前

借金が膨らんでいったきっかけ

ひーろさんの借金の原因はギャンブルでした。気がつけば5社から借り入れる状態になり、総額は500万円にまで膨らんでいたそうです。当時はまだ40代に差しかかった頃で、毎日の通勤に車が欠かせない生活。車のローンは、勤務先の会社がお世話になっている信用金庫で組んで返済中でした。

編集者からの注釈:ギャンブルが原因の借金は、自己破産の手続きでは「免責不許可事由」のひとつに該当します。ただし、反省の状況や生活再建の見通しなどを踏まえて、裁判所の裁量で免責が認められる「裁量免責」というケースが多くあります。ひーろさんも、この裁量免責で解決された例です。

債務整理を決断した理由

5社・500万円という金額になり、ひーろさん自身の力で返しきるのは現実的に難しい状態でした。まず最初に行動したのは、ネットで見つけた大手の法律事務所への電話。しかし、返ってきたのは思いがけない返事でした。

ネットで見つけた大手法律事務所に電話してみましたが、忙しくて任意整理だったら新規案件を受けつけますが、自己破産なら他をあたってください。と断られてしまいました。

大手に断られ、どうしたらいいか分からなくなったひーろさんが思い切って取った行動が、勤務先の社長に相談することでした。従業員10人の家族経営の会社という関係性のなかで、自分の借金事情を打ち明けるのは大きな決断だったと思いますが、結果的にはこれが解決への突破口になります。

弁護士事務所の選び方と依頼前の不安

社長からの紹介で弁護士へつながった

社長に相談したところ、会社で日頃お世話になっている弁護士の先生を紹介してもらえました。大手事務所に断られた直後だったこともあり、信頼できる人からの紹介はひーろさんにとって大きな支えになったようです。

依頼前に心配だったこと

  • 奨学金の保証人が親族だったこと(破産すると親族に請求が行くのではないか)
  • 車がないと通勤できない生活環境(ローン中の車を引き揚げられたら仕事に行けない)
奨学金に関しても、苦しい経済状況の中、今まで遅延なく返済していたのは後輩達の未来を潰してはいけないという思いからです。債務一覧には加えていませんが、どうかこのまま返済を続けさせてください。

奨学金の保証人になっている親族に迷惑をかけたくないという思い、そして「自分が滞納すれば、これから奨学金を借りる後輩たちに影響が出てしまうかもしれない」という思い。ひーろさんが弁護士の先生に伝えた言葉には、ご自身の苦しさのなかでも他人を思いやる気持ちがにじんでいます。

補足:本来、自己破産では原則としてすべての債権者を「債権者一覧表」に記載する必要があり、特定の債権者だけを除外して払い続ける(=偏頗弁済)ことは認められないのが原則です。ひーろさんのケースは約10年前の事例であり、また裁判所の裁量免責が認められた特殊なケースでもあります。同じ結果がすべての方に当てはまるわけではないため、奨学金の取り扱いについては必ず担当の弁護士・司法書士に相談してください。

依頼中に大変だったこと

弁護士の先生、事務員がとても高圧的でただただ怖かったです。でも10年経ってあの事務所にお願いして良かったと思えました。

依頼中の率直な気持ちとして、ひーろさんが挙げてくれたのは「とにかく怖かった」という一言でした。先生も事務員さんも高圧的に感じられて、打ち合わせのたびに緊張していたそうです。それでも、10年という時間が経ったいま振り返ると、「あの事務所にお願いして本当に良かった」と思えるとのこと。手続き当時の感情と、結果を見届けたあとの評価は、必ずしも同じではないということが伝わってきます。

車のローンは「重畳的債務引受」で親に肩代わり

もうひとつ、ひーろさんのケースで特徴的だったのが、ローン中だった車の扱いです。通勤に車が必要な事情を社長が信用金庫の担当者に説明してくれ、最終的に「重畳的債務引受契約書」を作成して、親にローンの肩代わりを認めてもらえたとのこと。これにより、車を引き揚げられずに済みました。

編集者からの注釈:「重畳的債務引受(ちょうじょうてきさいむひきうけ)」とは、もとの債務者(ひーろさん)に加えて、新たに別の人(ご両親)も同じ債務の支払い義務を負う、という契約です。もとの債務者の責任が消えるわけではない点で「免責的債務引受」とは異なります。ローン会社や金融機関の同意が必要なため、実務的には会社や信頼関係のある第三者の仲介がカギになります。

手続きにかかった期間と結果

依頼から終了までは、およそ7か月。同時廃止・裁量免責での決着でした。

  • 大手法律事務所に電話 → 自己破産は受け付け不可と断られる
  • 勤務先の社長に相談 → 会社の顧問弁護士を紹介してもらう
  • 受任〜申立て → 信用金庫と重畳的債務引受契約を締結/奨学金は債務一覧から除外
  • 申立て〜手続終了 → 裁量免責・同時廃止で約7か月後に決着
〇〇県弁護士会会長弁護士◯◯◯ イモバンのようなゴッツイ印鑑が、事後にもらった主文と申立書の控えにくっつけてあり、裁量免責、同時廃止になり、車のローンは親に、奨学金はそのまま払い続け完済しました。

手続き終了後にもらった主文と申立書の控えには、当時の弁護士会会長の弁護士による「イモ判のようなゴッツイ印鑑」が押されていたそうです。10年経ったいまも、その書類は手元に残っていて、ひーろさんが当時を振り返るきっかけになっています。

手続きを終えた今の生活と気持ちの変化

引っ越しに伴う荷物整理をしていたとき、当時の申立書や主文、集めた資料がひょっこり出てきて、ひーろさんは10年前のことを思い出したそうです。

私は今、こんなこともあったな、いろんな人に迷惑かけたなと人には話しませんが、笑い話として懐かしむ事ができます。

当時は怖くて、毎回の打ち合わせが緊張の連続だったこと。社長や親、信用金庫の担当者など、たくさんの人に頭を下げ、助けてもらったこと。それでも、奨学金は約束どおり完済し、車のローンも親に引き継いでもらいながら最後まで払いきれたこと。10年経って初めて「笑い話」として振り返れるようになった、というひーろさんの言葉には、当時を乗り越えた人だけが持てる落ち着きがあります。

同じ悩みを抱える方へのメッセージ

10年前だし、奨学金が債務一覧から外せたのはレアケースだと思うので、あまり役には立たないですが、ネットの情報が全てではありません。ローン中の車があっても、奨学金があっても、1人で悩まず、誰か信頼できる人に相談してください。

ひーろさんが伝えてくれたメッセージは、ご自身の体験を冷静に客観視したうえでのものでした。「ネットの情報が全てではない」「1人で悩まず、誰か信頼できる人に相談してほしい」。大手事務所に断られても、勤務先の社長という思わぬ相談相手から道がひらけたひーろさんの体験は、まさにこの言葉を裏付けるものです。

ローン中の車を持っている方、奨学金や保証人の問題を抱えている方、ギャンブルが原因で「自分は免責不許可事由があるから無理かも」と感じている方──同じような不安を抱えるどなたにとっても、ひーろさんの体験は「諦めずに相談先を探す」ための一例として、きっと参考になるはずです。

あなたの体験談も募集しています

返済レスキューでは、債務整理を経験した方の体験談を募集しています。 あなたの経験が、これから一歩を踏み出そうとしている誰かの背中を押すかもしれません。 匿名OK、5分で書ける質問形式の簡単フォームです。

体験談を投稿する

コメント

タイトルとURLをコピーしました