みくさん(30代)自己破産の体験談|法テラスに3度断られ、ココナラ経由で弁護士に出会い妊娠中でも免責許可
娘の課金・元恋人の家賃滞納分(契約者はみくさん名義)・自身の浪費が重なり、自己破産を選んだみくさん(30代・女性)の体験談です。法テラスに3度相談するも「ややこしいケース」と言われ、大手事務所からも次々に断られる中、ココナラ経由でようやく法テラス対応の弁護士に出会いました。妊娠・出産の時期と債権者集会が重なる中、同時廃止→管財事件への切替、パートナーへの内緒、引越しと様々な壁を乗り越えて、約1年1ヶ月で免責許可を得られた記録です。
プロフィール・手続き概要
- 仮名みくさん
- 年代30代
- 性別女性
- 職業未記載
- 家族構成娘あり(障害加算あり)/パートナーと同居(手続きは内緒)/手続き中に妊娠・出産
- 借金額未記載
- 主な原因娘の課金/元恋人の家賃滞納分(みくさん名義の契約)/自身の浪費
- 選んだ手続き自己破産(同時廃止で申立→個人債権者の意見書等により管財事件に移行)
- 期間R6.3月依頼〜R7.4月免責許可(約1年1ヶ月)
- 依頼先ココナラ経由で見つけた個人事務所(法テラス対応)
- 特記事項法テラス3度相談・大手複数事務所に断られる/個人債権者あり/妊娠中に手続き進行/年金遡及50万円あり/パートナーには内緒
借金の原因
みくさんの借金は、複数の要素が重なった複雑なケースでした。
娘の課金 元恋人の家賃滞納分(契約者が私名義) 自身の浪費
自分自身の浪費だけでなく、家族のこと、過去のパートナーの負債を「自分名義で背負ってしまった」ことが重なっている——この時点で、事案の複雑さが伝わってきます。
編集メモ:元パートナーの家賃を自分名義の契約で背負ってしまった、というのは意外に多い相談パターンです。契約者が自分名義である以上、法的な支払義務は契約者本人(みくさん)に帰属します。「相手が払うはず」「口約束で分担していた」という事情があっても、貸主から見れば契約書に書かれた契約者が第一の請求相手です。もし別居・別離のタイミングで名義がそのままになっている契約があれば、早めに解約または名義変更の手続きをしておくと後のトラブルを避けやすくなります。
依頼前に心配だったこと(法テラス3度相談・大手事務所は全て断られる)
みくさんが弁護士に依頼するまでには、想像以上のハードルがありました。
過去に法テラスに3度相談に行ってて、その時にややこしいケースということ
額的にも自己破産は難しいと言われていたので依頼しても自己破産出来るのか、免責されるのか
3度相談していたので法テラス経由で弁護士さんを紹介して貰えないこと
大手事務所は件数が多い、額が低い、法テラス経由出来ないと全て断られたこと
「額が低い」「件数が多い」を理由に大手からも断られ、法テラス経由の紹介もすでに使い切っている——事実上、依頼できる先が極端に狭まっていた状況です。
編集メモ:法テラスの民事法律扶助は、原則として同じ事件について繰り返し利用することが想定されておらず、同じ内容で複数回相談を続けると次回以降の紹介につながらないケースがあります。また、大手事務所の中には、少額の債務や事案の複雑さから受任を見送るところもあります。「断られた=破産できない」ではなく、「その事務所とは相性が合わなかった」というだけのことが多いです。ココナラ・弁護士ドットコム・地域の弁護士会の法律相談センターなど、複数のルートで探し直すことで受任してくれる弁護士に出会えることがあります。
依頼した事務所(ココナラ経由で個人事務所へ)
諦めずに探した結果、みくさんはココナラ経由で受任してくれる弁護士に出会えました。
個人事務所なので忙しそうで専念して貰えなかった、ココナラで法テラス経由できること、優しそうな面持ちから選んだがもう少し慎重に選ぶべきだったかなと思いました
受任してくれたこと自体は本当にありがたい一方で、選び方への正直な後悔もそのまま記録してくれています。
依頼中に心配・大変だったこと
依頼後の1年余りの間、みくさんは複数の不安と実務上のトラブルを抱えていました。ひとつずつ、ご本人の言葉を分けて紹介します。
担当弁護士との連絡・情報共有の不安
何とかココナラ経由で法テラス通してくれる弁護士さんに出会えたのですが大事なことの連絡してくれない不安
債権者が増えて連絡しても管財人にすぐに報告してくれない(忘れてたとのこと)
管財人からの宿題を面談後すぐに提出したのですが忙しいからと2度目の面談(1回目の債権者集会の2週間前)まで放置された(管財人から宿題はまだかと聞かれて発覚)
編集メモ:本来、依頼者が期限内に提出した書類は、代理人弁護士から速やかに管財人へ提出されるのが原則です。もし「代理人経由での提出が滞っている」と感じたときは、(1)代理人事務所へ「いつ管財人に提出されたか確認したい」と書面(メールやLINEの履歴が残る形)で連絡する、(2)状況によっては管財人事務所に直接、自分で提出物の進捗を尋ねることも可能です。管財事件では管財人・裁判所からの信頼が免責の判断に影響するため、「本人は動いていた」ことを記録に残しておくのが安全です。
同時廃止から管財事件への切替と免責への不安
同時廃止で申し立ててくれたのですが個人の債権者からの意見書等で管財人事件になり免責許可されるか心配だった
編集メモ:自己破産は、財産や免責不許可事由の有無で「同時廃止」と「管財事件(少額管財を含む)」に振り分けられます。当初は同時廃止で申立てても、個人債権者(貸金業者以外の個人)から意見書が出るなどの事情で管財事件に変更されることがあります。管財事件になると期間も費用も伸びますが、管財人が事情を丁寧に確認したうえで裁量免責が認められるケースも多く、切替=不利、と一概には言えません。
妊娠・出産と債権者集会が重なる不安
妊娠していたので出産と債権者集会の時期が被るため大丈夫かと心配
編集メモ:債権者集会の日程は、体調・出産予定日・入院期間などの事情を踏まえて調整をお願いすることが可能な場合があります。出席が難しい正当な理由がある場合、代理人弁護士を通じて裁判所に事情を伝え、日程変更や本人出席の緩和が検討されるケースもあります。妊娠中・出産直後の方は、遠慮せず早めに代理人へ体調と予定日を共有しておくのが安全です。
パートナーに内緒での引越し
パートナーに自己破産の件を内緒だったのですが(元恋人関係の借金なこともあるため)引越しを検討していたので引っ越せるか不安、代理人弁護士に引越しの話をして手続きを依頼しても返事がこなくて管財人の方から連絡を貰い引越しは出来ました
編集メモ:破産手続き中の引越しは、原則として管財人・裁判所への事前報告や許可を要する場合があります(破産法37条など)。「引越し自体ができない」わけではなく、事情を説明したうえで手続きを踏めば認められるケースが多いです。パートナーに内緒で進めたい場合は、郵便物の宛先、電話の連絡先、家計収支表の書き方など、細部まで代理人と共有しておくと、後から辻褄が合わなくなるリスクを減らせます。
個人債権者への反省文の再提出
個人の債権者(ネットの友人)がいたので反省文再提出が難しかった
編集メモ:個人(貸金業者ではない知人・友人)からの借入がある場合、その方に対しても他の債権者と同様に手続き上の通知が届きます。感情的に近い相手であるほど反応が予測しづらく、反省文や陳述書の書き直しを求められる場面が出てきます。書きにくいテーマですが、内容は代理人と一緒に整えるのが基本で、「事実関係」「反省の内容」「今後の再発防止」を淡々と書く形が実務的です。
年金の遡及支給と「将来の請求権」の心配
急な年金訴求(娘の障害加算分)が50万振り込まれることになり、将来の請求権に該当するのではと心配だった(特ににも言われず大丈夫でした)
編集メモ:自己破産では、原則として破産手続開始決定時に存在する財産が破産財団に組み入れられますが、年金の受給権(特に障害年金・遺族年金など)は原則として差押禁止財産・自由財産に該当し、生活保障の観点から保護される扱いになります。ただし、遡及分の一時金や振込タイミング、金額によっては個別に判断される場面もあるため、心配な場合は代理人・管財人に必ず正直に伝えるのが原則です。みくさんのケースは結果的に問題視されなかったとのことですが、「特に何も言われなかったから隠していい」という趣旨ではありませんのでご注意ください。
依頼から終了までの期間
R6.3月に依頼、R7.4月に免責許可
1年1ヶ月かかりました
- 令和6年3月:弁護士事務所へ依頼
- 手続き中盤:同時廃止で申立て→個人債権者の意見書等により管財事件へ切替/妊娠・出産/引越し
- 令和7年4月:免責許可
債務整理を終えて
ここまで書いてきた通り、みくさんの体験は決してスムーズではなかった一方で、最終的にはしっかり免責許可を得られました。そのうえでのメッセージです。
弁護士さん選びは慎重にする方がいいと感じました、また自己破産するのに時間がかかるので無理と思ったら早く依頼することをオススメしたいです。
同じ悩みを抱えている方へ
みくさんの体験は、「事情が複雑で法テラス・大手事務所に断られた」「妊娠・出産・引越しと手続きが重なる」「パートナーには内緒で進めたい」「個人債権者がいる」といった、教科書的なケースからは外れた方に、たくさんの実践的な視点を残してくれています。断られても諦めず、担当者との連絡が滞っているときは自分から動く。事情は隠さず代理人・管財人に共有する。妊娠・引越しなどのライフイベントは、早めに代理人へ伝えて調整をお願いする——どれも、実際に経験した方だからこそ書ける現実的なアドバイスです。


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