STさん(40代)個人再生の体験談|浪費・司法書士から弁護士へ引継ぎ・茨城⇔大阪LINE対応
浪費が原因で個人再生を選んだSTさん(40代・男性)の体験談です。当初はSNS広告で見かけた司法書士事務所に依頼、2ヶ月後に大阪の弁護士事務所へ引き継がれ、茨城の自宅からLINEでやり取り。ローンの残る車は手放して自転車通勤に切り替え、家計収支表を通じて自分の浪費と向き合いながら、約1年7ヶ月かけて認可決定・確定に至った記録です。
プロフィール・手続き概要
- 仮名STさん
- 年代40代
- 性別男性
- 職業未記載(賞与のある勤め人)
- 家族構成妻あり(収入も家計収支表に記載)
- 借金額未記載
- 主な原因浪費
- 選んだ手続き個人再生
- 期間依頼から確定まで約1年7ヶ月
- 依頼先SNS広告の司法書士事務所→大阪の弁護士事務所へ引継ぎ(LINEでやり取り)
- 特記事項ローンの残る車を手放し自転車通勤/賞与制限+物価上昇で家計が厳しい局面あり
借金の原因
STさんが挙げてくれた原因は、ひとことでした。
浪費
本文全体でも「自分がいかに浪費していたか知ることができた」と、原因を自分で受け止める姿勢が印象的です。
編集メモ:個人再生では、原則として借入の原因を問わず利用でき、浪費であっても手続きが可能です(自己破産の場合は「免責不許可事由」に該当し得ますが、裁量免責の運用があります)。ただし、再生計画の履行可能性は重視されるため、「今後どうやって家計を立て直すか」を計画に反映することが求められます。
依頼前に心配だったこと
依頼前、STさんが不安に思っていたのは「時間」と「その間の生活」でした。
相談時、時間が掛かるとは聞いていた事と手続き中の生活が心配でした。
個人再生は自己破産より手続きが長引きやすく、履行テスト期間も含めると年単位のスパンで動きます。「その間の生活はどうなるのか」という不安は、多くの相談者に共通するものです。
依頼中に心配・大変だったこと
手続きが始まってからも、STさんの生活には様々な負荷がかかっていました。
自分は茨城に住んでいますが、事務所が大阪でやり取りはLINE、いつ終わるのかと言う不安、賞与が制限されていてその上に物価の上昇で生活のやりくりが大変でした。
遠方の事務所・チャットベースでのやり取り・賞与制限・物価上昇——手続き自体の不安に、外部環境の厳しさが重なった状況です。
編集メモ:個人再生・自己破産の依頼は、必ずしも近隣の事務所である必要はなく、LINEやメール、Zoom等でやり取りを完結させる事務所も増えています。ただし、遠方の事務所を選ぶ場合は、(1)緊急時にどのくらいのスピードで返信があるか、(2)裁判所に出向く必要が生じたときの対応はどうなるか、(3)郵送書類のやり取りの頻度、を事前に確認しておくと安心です。「思ったより連絡が取りづらい」と感じたときは、その都度事務所に伝えて構いません。
依頼した事務所(司法書士→弁護士へ引継ぎ)
STさんの依頼先は、途中で司法書士事務所から弁護士事務所へ引き継がれる形になりました。
最初は、良くインスタの広告に載る司法書士事務所に相談・依頼、2ヶ月後に大阪の弁護士事務所に引き継がれる形になりました。
依頼の時はかなり切羽詰まった状況で、藁にもすがる思いだったので、、、印象は悪くは無かったです。
「藁にもすがる思い」という表現が、当時の切迫感をよく伝えています。
編集メモ:司法書士が扱える債務整理には金額の上限があり、1社あたり140万円を超える債権に関する交渉・訴訟代理は原則として弁護士でなければ扱えません(司法書士法3条・認定司法書士制度)。個人再生・自己破産の裁判所手続きについても、代理業務は弁護士が担うのが原則です。そのため、司法書士に相談・依頼した後で個人再生や自己破産への移行が決まると、提携先の弁護士事務所へ引き継がれるケースがあります。STさんのように「引き継ぎ」で進むこと自体は珍しくありませんが、依頼前に「どこまでを誰が担当するのか」を確認しておくと、後から不安になりにくくなります。
依頼から終了までの期間
1年7ヶ月
個人再生としてはやや長めですが、司法書士→弁護士への引継ぎがあったこと、遠方でのやり取りだったことを考えると、標準的な範囲に収まっていると言えます。
体験談(車の手放し・家計収支表と向き合う日々)
手続きの中でSTさんが実際に経験したことは、生活の物理的な変化と、自分自身との向き合いでした。
乗っていた自動車はローンが残って居たので引き払われてしまい、自転車で通勤する様になりました。毎月の家計収支表は嫁さんの収入も記入しなきゃいけなかったので大変でしたが、自分が如何に浪費していたか知る事が出来ました。後、資料集めが大変でした。
「車の引き払い」「妻の収入まで含めた家計収支表」「資料集め」——具体的な負荷と、その中で得た気づきが同時に語られています。
編集メモ:ローンの残っている自動車は、所有権がローン会社(信販会社・ディーラー)に留保されているケースが多く、個人再生や自己破産の手続きに入ると引き揚げ(回収)の対象になるのが一般的です。個人再生には「住宅ローン特則」(住宅を残せる制度)はありますが、自動車ローンにはこのような特則はないため、手放しになるケースが多いのが実情です。通勤に車が必要な方は、依頼前に代替手段(公共交通・家族名義の車・自転車など)の見当をつけておくと、生活の切替がスムーズになります。
編集メモ:個人再生の手続きでは、家計収支表(家計簿)の継続提出を求められるのが一般的です。同居家族の収入も含めて記載を求められるのは、「世帯としての支払い能力」を裁判所や再生委員が判断するためです。最初は面倒に感じても、書き続けることで支出の癖が見えてくる方が多く、STさんのように「自分がいかに浪費していたか知ることができた」という気づきにつながることも珍しくありません。
手続きの流れ(申立てから確定まで)
STさんが記録してくれた手続きの日付は、個人再生の一般的な流れを知るうえでも参考になります。
2024年10月申し立て、11月開始決定、2025年3月認可決定、4月確定
- 2024年10月:個人再生の申立て
- 2024年11月:再生手続き開始決定
- 2025年3月:再生計画の認可決定
- 2025年4月:認可決定の確定
編集メモ:個人再生の一般的な流れは、(1)弁護士への依頼・受任通知の発送、(2)申立て、(3)開始決定、(4)債権届出・調査、(5)再生計画案の提出、(6)認可決定、(7)確定、と進みます。STさんの記録では申立てから確定まで約6ヶ月ですが、これに「依頼〜申立て」までの準備期間(書類集めや積立の履行テスト)が加わるため、依頼開始から見ると1年以上かかるのが一般的です。
債務整理を終えて
長い道のりを終えた今、STさんからは短くも実感のこもった言葉が届いています。
中々先が見えない中、Xでレスキューさんの事を知り相談出来ました!ありがとうございました!
色々な意見を聞いて、行動あるのみかと思います。
「先が見えない」時期に、外の情報源やコミュニティに触れられたことが、心の支えになっていたことが伝わってきます。
同じ悩みを抱えている方へ
STさんの体験は、「相談したい事務所が近くにない」「家計が本当に厳しい中で手続きを進められるか不安」という方に、いくつかの現実的な視点を残してくれています。遠方の事務所でもLINEなどで対応してくれるところはあり、司法書士から弁護士への引継ぎで結果的にスムーズに進むケースもあります。まずは複数の窓口で意見を聞くところから始めてみてください。


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